BDSMにおける支配の一形態として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 15:28 UTC 版)
「性欲喚起のための性的拒否」の記事における「BDSMにおける支配の一形態として」の解説
性欲喚起のための性的拒否は、主従関係をさらに強化するためにも用いられる。性的拒否によって、服従側が当人同士の約束・課題を守れなかった場合、支配側からさらなる罰をうけたり、拒否の期間が延長されるからである。一方、BDSMと関係なく親密な関係にある者同士が、オーガズム拒否を実践することもできる。 射精管理のようなオーガズム拒否は、支配側に服従側の生活のあらゆる側面をコントロールすることを可能にする。そのため、BDSMの関係の深化・延長、あるいはそういった関係を――常にではないが――確立させるために利用されることもよくある。支配者にとっては、服従側に対する性的支配の強化、自身の性的魅力の向上、性的に優位な立場の維持といったメリットがある一方で、服従者も、自らが支配側の性的所有物にされる感覚や、被支配感を享受できる。 オーガズム拒否はまた、オーガズムを我慢するトレーニングを通じて性的刺激への耐性を養ったり、オーガズムが許可制であることを教え込むためにも利用できる。オーガズム拒否は、服従側の家事・異性装・支配側による体液の強制摂取など、他の形態の性的屈辱を伴うこともある。 これらの行為は罰あるいは解放の条件として、または単に支配側の気まぐれで行われうる。
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