B区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/08 16:19 UTC 版)
B区は主に縄文時代の集落跡・墓域で、縄文時代早期から前期初頭・前期中葉・前期後半・前期末期・中期中葉・中期後半の遺構・遺物が検出されているほか、弥生時代前期末期から中期初頭の遺構・遺物も発見された。 縄文早期から前期初頭では焼土遺構から判ノ木西型の土器が出土し、集石土坑から下吉井式の縄文土器が出土している。前期中葉では住居跡や土坑から釈迦堂Z3式土器や黒浜式土器が出土、前期後半では住居跡や土坑、焼土遺構から諸磯a・b式土器が出土、前期末期では住居跡や土坑から該期(十歳菩提式期)の土器が出土、中期中葉では住居跡や土坑から井戸尻式土器が出土、中期後半では敷石住居跡から曽利Ⅳ式時が出土した。弥生前期末期から中期初頭では土坑墓から該期の土器・石器が出土した。 B区の縄文前期中葉の土坑からは釈迦堂Z3式の土器が出土し、上層には集石がみられる土坑も検出している。縄文中期中葉の住居跡からは土偶の足部が出土し、中期後半の敷石住居跡からは曽利Ⅳ式の壺形土器が出土した。弥生前期の土坑墓からは甕形土器とともに石鏃や打製石斧が出土している。
※この「B区」の解説は、「美通遺跡」の解説の一部です。
「B区」を含む「美通遺跡」の記事については、「美通遺跡」の概要を参照ください。
- >> 「B区」を含む用語の索引
- B区のページへのリンク