Aaron Copland

デジタル大辞泉

コープランド【Aaron Copland】

読み方：こーぷらんど

［1900〜1990］米国の作曲家。ジャズやアメリカ民謡などの要素を取り入れた明快な作風が特徴。作品に「ビリー・ザ・キッド」「アパラチアの春」など。

ピティナ・ピアノ作曲家事典

コープランド

【英】：Copland, Aaron

[アメリカ]  1900～1990

2008年8月 執筆者： 齊藤　紀子

　アメリカ合衆国の作曲家。ニューヨークに生まれ、同地で亡くなる。ユダヤ系ロシア人の両親の5番目の子どもとして育った。『Our New Music』というタイトルの自伝を1941年に出版している。この書物は、邦訳版も出ている（『現代音楽入門』塚谷晃弘訳、1957年）。コープランドの生まれ育った家庭には、音楽があふれていたわけではない。10代の半ば頃に自らの意志で作曲を志し、作曲家カロイ・ゴルトマルクの甥、ルービン・ゴルトマルク（Rubin Goldmark, 1872－1936）に和声を師事した。1918年に高等学校を卒業すると、ハイドンやベートーヴェン、ショパン、ワーグナー、ドビュッシー、スクリャービンなどの作品を勉強する傍ら、歌曲やピアノの作曲を始めた。

ピアノ独奏曲

種々の作品  [ピアノ独奏曲]

滑稽なスケルツォ（猫とねずみ）／Scherzo humoristique(Le chat et la souris) 1920[3'30"]

3つのムード／3 Moods 1920-21

パッサカリア／Passacaglia 1921-22[7'0"]

感傷的なメロディ／Sentimental Melody 1926

ピアノ変奏曲／Piano variations 1930

エル・サロン・メヒコ／El salón México 1933-36

日曜の午後の音楽／Sunday Afternoon Music 1935

ピアノ・ソナタ／Piano sonate 1939-41[23'30"]

我らの町／Our Town 1944

4つのピアノ・ブルース／4 Piano Blues 1926(No.4) 1934 (No.2) 1947 (No.1) 1948 (No.3)

ピアノ幻想曲／Piano fantasy 1955-57[29'30"]

田舎道を下って／Down a country lane 1962[2'0"]

ロデオ／Rodeo 1962

ダンス・パネル／Dance Panels 1965

夕べのそよ風／In Evening Air 1969

夜ごとの思考／Nights Thoughts 1972[8'30"]

真夏の夜想曲／Midsummer Nocturne 1977[2'0"]

ピアノ合奏曲

種々の作品  [ピアノ合奏曲]

キューバ舞曲／Danzón cubano 1942

ハリスコの踊り／Danza de Jalisco 1963

青春の舞曲／Dance of the Adolescent

管弦楽とピアノ

協奏曲  [管弦楽とピアノ]

ピアノ協奏曲／Concerto for piano and orchestra 1926[17'0"]