AMD Athlon 4プロセッサ
AMD Athlon 4プロセッサとは、AMD社のAthlon(開発コード名は「Palomino」)の後継として登場した32ビットマイクロプロセッサである。
AMD Athlon 4プロセッサは、先代のAthlonと同じ0.18μmプロセスで製造されており、クロック周波数が850MHz~1GHzとなっている。128KBの1次キャッシュと、256KBの2次キャッシュを搭載している。また、Intelのマルチメディア拡張命令セットであるSSEに対応している。従来のAthlonに比べて特に電力消費量の改善が行われており、Athlonとしては初めてノートパソコンへも搭載できるようになった。
ちなみに、Athlonプロセッサ「Palomino」はシリーズ初代であり、後継のAMD Athlon 4プロセッサが2代目の製品に当たる。Athlonプロセッサの次に「Athlon 2」「Athlon 3」は存在しない。これはIntel社のPentium 4に対抗するという商戦略に基づいた命名であると言われている。また、Athlon 4プロセッサはノートパソコン用の製品であるが、後にデスクトップ向けのPalomino製品「Athlon XP」プロセッサがリリースされている。
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