95 km/h 列車への対応改造
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「国鉄コキ5500形貨車」の記事における「95 km/h 列車への対応改造」の解説
1985年(昭和60)年3月ダイヤ改正で 95 km/h 系コンテナ列車を増発するため、必要な車両は本形式の改造で充当した。また、JR移行直後の貨物輸送が好調に推移したことから、新系列車両投入までの過渡的な措置として同様の対応を実施している。 コキ60000形 1984年(昭和59年)- 1985年(昭和60年)に127両(コキ60000 - コキ60126)が改造された。車体とブレーキ装置をコキ50000形と同等の仕様に改造し、コキ50000系との共通運用を可能とした。 詳細は「国鉄コキ60000形貨車」を参照 コキ50000系併結改造(45500番台) JR移行前後のコンテナ列車増発に伴うコキ50000系の不足補充のため、ブレーキ装置を改造してコキ50000系との併結運用を可能にした車両である。コキ60000形の後続対応として改造された。 TR216A 形台車を装備する後期形を種車とし、ブレーキ制御弁を A 弁から三圧式の EA 弁に取り替えた CRSD 方式(中継弁方式積空切換式自動空気ブレーキ)に改造した。台車も高速対応の TR216A-2 形に改造され、最高速度 95 km/h での走行が可能となった。 改造は1988年(昭和63年)から実施され、1990年(平成2年)までに243両が改造された。番号は落成順に45500から付番され、原番号との関連はない。外部塗色は赤3号のまま、識別のため台枠側面に 150 mm 幅の青色帯を表示する。
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