82式地上レーダ装置_JPPS-P10とは? わかりやすく解説

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82式地上レーダ装置 JPPS-P10

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/31 11:05 UTC 版)

82式地上レーダ装置(はちにしきちじょうレーダそうち)JPPS-P10は、陸上自衛隊で使用されていた富士通が製作していた戦場監視用レーダ。後に地上レーダ装置2号と改称した[1]

82式地上レーダ装置 JPPS-P10[2]
種別 ノンコヒーレント・パルスドップラー・レーダー
目的 捜索・捕捉用
開発・運用史
開発国 日本
就役年 1982年
送信機
周波数 Xバンド
パルス 0.5マイクロ秒
パルス繰返数 10,000 pps
送信尖頭電力 25ワット
アンテナ
アンテナ利得 29デシベル
ビーム幅 水平4.4°×垂直3.4°
走査速度 20°/秒または10°/秒
方位角 捜索モード: 30°
探知性能
探知距離 10 km (大型車両)
8 km (中・小型車両)
5 km ()
精度 距離 ±25m(移動目標: 大型車両,距離2500m未満)
±1%(移動目標:大形車両,距離2500m以上)
分解能 方位 20ミル以下(移動目標: 大型車両,距離500m)
その他諸元
重量 全構成品 41.2 kg
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概要

構成

  • 送受信機 JRT-P12(19.5 kg)[2]
  • 三脚架 JLG-P1(8.5 kg)[2]
  • 電池箱 JCH-P2(5.6 kg) - リチウム電池。なお自動車用蓄電池も使用できる[2]
  • たい頭受話器 JHS-P1 - ヘッドフォン型レシーバー。2個を備えている[2]
  • 眼鏡 JMX-V1 - 送受信機の側面に設置して、装置の方位角および高低角の設定を行える[2]
  • その他ケーブル類

各構成品に分解しての人力担送が可能であり、使用時には、送受信機を三脚上に架して地上に設置する。また整備性向上のため、送受信機はユニット化されている。動作モードとしては、探知モードと捕捉モードがある[2]

参考文献

  1. ^ 『自衛隊装備年鑑 2011-2012』朝雲新聞社、2011年、135頁。ISBN 978-4750910321 
  2. ^ a b c d e f g 防衛庁 (1982年11月17日). “制式要綱 82式地上レーダ装置 JPPS-P10 F 1003”. 2003年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月29日閲覧。

関連項目




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