エケクルス (小惑星)とは? わかりやすく解説

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エケクルス (小惑星)

(60558 Echeclus から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 05:10 UTC 版)

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エケクルス
60558 Echeclus
174P/Echeclus
仮符号・別名 2000 EC98
分類 彗星・小惑星遷移天体
軌道の種類 ケンタウルス族
発見
発見日 2000年3月3日
発見者 スペースウォッチ
軌道要素と性質
元期:2012年9月30日 (JD 2,456,200.5)
軌道長半径 (a) 10.704 AU
近日点距離 (q) 5.815 AU
遠日点距離 (Q) 15.593 AU
離心率 (e) 0.457
公転周期 (P) 35.02
軌道傾斜角 (i) 4.34
近日点引数 (ω) 162.94 度
昇交点黄経 (Ω) 173.38 度
平均近点角 (M) 333.69 度
前回近日点通過 1980年頃
次回近日点通過 2015年4月
物理的性質
直径 84 km
質量 3.6 ×1017? kg
平均密度 2.0? g/cm3
表面重力 0.0196? m/s2
脱出速度 0.0370? km/s
自転周期 26.802 時間
絶対等級 (H) 9.3707
アルベド(反射能) 0.04?
表面温度 ~85 K
Template (ノート 解説) ■Project

エケクルスまたはエチェクラス (60558 Echeclus, 174P/Echeclus) は、周期彗星小惑星の両方に登録された彗星・小惑星遷移天体木星天王星の間の軌道を周っている。

2000年3月3日スペースウォッチプログラムで撮影された写真によって発見され、その後1979年1985年にも観測されていたことが判明した。2004年までに軌道が確定して小惑星番号を付与され、ギリシア神話におけるケンタウロス族とラピテース族の戦いで、ラピテースのアムピュクスに殺されたケンタウロスのエケクルスから名付けられた。

2005年の12月末から2006年初頭にかけて、太陽から13.1天文単位ほどの位置にいたエケクルスは急激に明るくなり、彗星特有のコマも観測された。これは一時的なアウトバーストによるものと考えられ、小惑星とされていたエケクルスがまだ彗星として活動できる状態にあることが判明した[1]。このアウトバーストの原因を、未発見の衛星によるものとする意見がある[2]

ケンタウルス族の小天体がその軌道にある期間は、巨大惑星の重力の影響で非常に短く、エケクルスの場合で約61万年と考えられている[3]

脚注

関連項目

外部リンク


前の彗星:
ミュラー第5彗星
周期彗星
エケクルス (小惑星)
次の彗星:
ハーゲンローザー彗星 (175P)



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