50号棟(昭和館)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 19:43 UTC 版)
「端島 (長崎県)」の記事における「50号棟(昭和館)」の解説
1927年(昭和2年)に建造された、アールデコ風の映画館。社経営で2階席を完備し、平日は6時から2回上映していた。端島においては福利厚生が重視され、映画が長崎市内よりも早く封切されることから、それを見るため島外から訪れる者もいた。演劇やコンサートなども行われた。炭鉱は24時間の3交代勤務で日中は暇な人も多いため、非常ににぎわったが、テレビの普及後は衰退し、成人向けのポルノ映画の上映が増えた後、1970年に閉館した。端島炭坑は賃金が高いこともあって、テレビなど家電製品の普及が早く、狭い部屋の中にオーディオセットを備える家すらあった。
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