4面舞台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 10:00 UTC 版)
4面舞台とは舞台の両袖および舞台の奥に舞台と同じ面積のスペースを有し、転換や演目変更を行う際の速やかな舞台装置の入れ替えを可能にした舞台。本来の舞台1面とあわせて4面と数える。複数の作品の長期上演を行うヨーロッパの歌劇場などでは普通の設備である。日本の劇場では国立劇場などの大劇場であっても4面舞台を備える劇場はなかった。大劇場としてはアクトシティ浜松の大ホール(1994年)が日本最初の4面舞台とされる。ほかに新国立劇場(1997年)、びわ湖ホール(滋賀県立芸術劇場)(1998年)、まつもと市民芸術館(2004年)、兵庫県立芸術文化センター(2005年)の各大ホールが4面舞台を有する。類似の構造として、愛知県芸術劇場(1992年)の下手袖の狭い3面舞台・よこすか芸術劇場(1993年)の両袖がスライドする3面舞台・富山市芸術文化ホール (オーバード・ホール)(1996年)の上手袖の狭い3面半舞台などがある。
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