三陸鉄道36-700形気動車とは? わかりやすく解説

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三陸鉄道36-700形気動車

(36700形 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/02 03:34 UTC 版)

三陸鉄道36-700形気動車
基本情報
運用者 三陸鉄道
製造所 新潟トランシス
製造数 14両
運用開始 2013年4月3日
主要諸元
編成 両運転台付単行車
軌間 1,067 mm(狭軌
最高速度 95 km/h
起動加速度 1.16 km/h/s(0 - 60km/h)[1]
減速度(常用) 4.0 km/h/s(0 - 60km/h)[1]
減速度(非常) 4.0 km/h/s(0 - 60km/h)[1]
車両定員 110名(着席50名・立席60名)
車両重量 32.8t
全長 18,500 mm
全幅 2,800 mm(車体幅)
2,928 mm(最大幅)
全高 3,885 mm
4,042 mm(無線アンテナ)
床面高さ 1,150 mm
台車 NF-01ND・NF-01NTボルスタレス台車(二軸駆動)
動力伝達方式 液体式
機関 新潟原動機DMF13HZ × 1
機関出力 330PS
変速機 日立ニコトランスミッション製TACN-22-1613C × 1
変速段 変速1段・直結2段(自動切替)
制動装置 常用:電気指令式空気ブレーキ
保安:直通予備ブレーキ
保安装置 ATS-PsEB装置列車無線装置
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三陸鉄道36-700形気動車(さんりくてつどうさんりく700がたきどうしゃ)は、三陸鉄道普通列車気動車である。

概要

製造会社は新潟トランシスであり、三陸鉄道では初の簡易バリアフリー車両でもある。

2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の影響で、三陸鉄道南リアス線盛駅に留置されていた車両が津波により廃車となったのに伴い、その代替として3両(36-701〜703)が新造導入された。2013年(平成25年)4月3日に、盛 - 吉浜間の営業運転再開とともに運用を開始した。この3両は導入にあたりクウェート国からの支援を受けており、車両側面にクウェート国への感謝の言葉がアラビア語・英語・日本語で書かれている。バリアフリー対応の洋式トイレが設置してある。

さらに2014年(平成26年)4月の全線運転再開に伴い、北リアス線向けに3両(36-704〜706)を新造導入した[2]

2018年(平成30年)11月と2019年(平成31年)3月の2回に分け、JR山田線の引継によるリアス線延伸用として増備車が8両(36-711〜718)導入され、総数14両となっている。

車両側面にあるアラビア語・英語・日本語の感謝文

参考文献

脚注

  1. ^ a b c 日本鉄道車輌工業会「車両技術」246号(2013年9月)「三陸鉄道 36-700形一般形気動車」pp.46 - 47。
  2. ^ 三陸鉄道、お座敷車両など新型5両を投入 - 鉄道コム・2014年1月28日



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