3次元マネキン
自動車室内寸法測定用3次元座位人体模型のこと。衝突実験用ダミーとは異なる。自動車室内の居住性に影響の大きい、ヘッドルームといった寸法を表現する場合、乗員の体形によりシートのくぼみが異なり、適正な値を測定することができない。また、目の位置であるアイポイントやレッグルームの測定に関してもシートの柔軟性が影響する。これらの測定を標準・規格化するために開発された人体模型の測定標準具が3次元マネキンである。3次元マネキンは、アメリカ成人男性の標準体型の着座姿勢をモデル化したものであるため、日本では体型の違いを考慮して、1970年に日本男子の標準体型に沿ったものがJIS D4607で規定された。ピップポイントマシンとも呼ばれている。
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