3つの前奏曲とフーガとは? わかりやすく解説

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シューマン, クララ:3つの前奏曲とフーガ

英語表記/番号出版情報
シューマン, クララ:3つの前奏曲とフーガ3 Praludien und Fugen  Op.16作曲年1845年  出版年1846年  初版出版地/出版社: Breitkopf & Härtel 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 ト短調 op.16-1 g moll3分30秒 No Image
2 変ロ長調 op.16-2 B dur3分30秒 No Image
3 ニ短調 op.16-3 d moll4分00 No Image

作品解説

執筆者: PTNA編集部

 プレリュードとフーガと言えばバッハブクステフーデなどバロック時代作曲家をすぐに思い浮かべるのではないだろうか。しかし、メンデルスゾーンレーガーなど19世紀作曲家にも多く書かれていて、その中の1人としてクララ忘れてはいけない存在だ。1845年1月ローベルト2人交代に付けていた家庭日誌に、2人対位法フーガ研究精力的に進めている、と記した。彼らは、ケルビーニの「対位法フーガ研究」を教科書としていたようだ前年秋のローベルト病気後であり、音楽からは遠ざかっているようにとの医者忠告無視してのことだったが、しばしローベルトフーガ夢中になった。2人研究の成果は、ローベルト作品566070に、そしてクララバッハの《平均律第2巻主題に基づく3曲のフーガローベルト主題による3曲のフーガ表れている。ローベルトは、クララ書いた自らの主題による3曲のフーガ出版しクララ誕生日に彼女を驚かせようと、内緒でブライトコップフ・ウント・ヘルテルと交渉行った自筆譜は、古い音部記号による4段譜で書かれており、回顧的性格強めている。これらはシューマンテーマによっているが、もちろんバッハ対位法重要なモデルとなっている。この作品が、ユーリエ生まれる前の週に書かれたという恐るべき事実は、彼女の勤勉さの証だろう。




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