21500形 → ナイロフ20550形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/14 09:26 UTC 版)
「国鉄22000系客車」の記事における「21500形 → ナイロフ20550形」の解説
21500形は、1927年(昭和2年)に鉄道省大宮工場で5両(ナイロフ21500 - ナイロフ21504)が製造された一二等緩急車。1928年10月1日に施行された車両称号規程改正では、ナイロフ20550形(ナイロフ20550 - ナイロフ20554)となった。座席は一等室、二等室ともにロングシートで、一等室の定員は14人、二等室の定員は28人である。両室の境界部に便所と洗面所を設備する。魚腹型台枠をもち、窓は上昇式で窓配置はD22122221Dである。自重は29.18t、台車はTR11。1両が事故廃車となったほか、オハニ25770形に1両、オヤ26950形に1両が改造され、2両が鋼体化改造の種車となった。 また、ナイロフ20550は、横須賀線において皇族用として電車編成に組み込んで使用され、代替車としてクロ49形が1931年(昭和6年)に新製されるまで運用された。
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