2015年の噴火
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/21 23:27 UTC 版)
2015年6月24日、火山活動の活発化が観測され始め、6月29日には噴煙が噴き上がり、カルデラから3km以内の住民たちに避難警報が出され、近傍のバリ島では航空機の発着に大きな支障が生じた。 2015年7月はじめに撮影されたランドサットの画像によって、新たな赤熱溶岩 (lava pool) が確認され、以前からあった1か所と合わせて2か所になっていた。これによって、全面的な噴火は、しばらくの間遅延するものと思われた。この時点で、溶岩はカルデラの内部に留まっていた。 2015年7月9日から、ラマダーン(断食月)明けの祭事イド・アル=フィトルの最中だった人気の観光地バリ島やスラバヤの空港を含め、インドネシア国内のいくつもの空港が、噴煙による火山灰の影響で閉鎖された。爆発的な火山灰の噴出は8月14日午後にようやくおさまった。これによって、今回の噴火活動はおおむね終息した。
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