2011年ロシア下院議員選挙
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「アレクセイ・ナワリヌイ」の記事における「2011年ロシア下院議員選挙」の解説
2011年12月、ロシアの下院議員選挙の直後、選挙に不正行為があったとの非難の声が上がり、モスクワでは6,000人が反政府デモ(2011年ロシア反政府運動)に参加した。デモ鎮圧の際約300人が逮捕されたが、このときナワリヌイも警察に身柄を拘束され、「公権力に反抗した」との罪で禁固15日間の実刑判決が下された。この逮捕についてジャーナリストのアレクセイ・ヴェネディクトフ(Алексе́й Венеди́ктов)は「(ナワリヌイ逮捕は)政治的には失敗だった。この逮捕により、ナワリヌイはオンライン(ネット上)のリーダーから、オフライン(現実)のリーダーになった」と述べている。なおナワリヌイは、政治活動家イリヤ・ヤシン、セルゲイ・ウダルツォフらと同じ拘置所に収監されたが、このうちウダルツォフは抗議の意を示すためハンガーストライキを行っている。 ナワリヌイは2011年12月5日に逮捕され、12月20日までの15日間勾留されたが、逮捕の後ナワリヌイのブログは英語でも閲覧が可能になった。12月7日、メドヴェージェフ大統領の公式Twitterアカウントに、統一ロシアのコンスタンティン・ルィコフが「ブログに「詐欺師と泥棒の党」と書いていたやつはバカなヒツジ野郎だ」などといった発言を書き込んだ。このツィートは直ちに削除され、クレムリンによって「間違い発言であった」との釈明がなされたが、ロシアのみならず海外でも大きな話題となった。
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