2010 FIFA World Cup qualification – AFC Fifth Roundとは? わかりやすく解説

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2010 FIFAワールドカップ・アジア5次予選

(2010 FIFA World Cup qualification – AFC Fifth Round から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/08 07:29 UTC 版)

2010 FIFAワールドカップ・アジア5次予選
大会名 2010 FIFAワールドカップ・予選
アウェーゴールルールによりバーレーンが勝利
第1戦
開催日 2009年9月5日
会場 バーレーン・ナショナル・スタジアム(リファー)
第2戦
開催日 2009年9月9日
会場 キング・ファハド国際スタジアム(リヤド)

本項では2010 FIFAワールドカップ・アジア予選におけるプレーオフ形式の5次予選について述べる。

このプレーオフではバーレーン代表サウジアラビア代表ホーム・アンド・アウェー方式で対戦した。この第2試合においては、アディショナルタイムの間にサウジアラビアによる逆転・バーレーンによる再逆転があり、結果バーレーンが勝利して大陸間プレーオフオセアニア予選を勝ちあがったニュージーランド代表と対戦)に進出することとなった。この第2試合を、サウジアラビア側から見て「リヤドの悲劇」、もしくはバーレーン側から見て「リヤドの奇跡」・「リヤドの歓喜」と呼ぶこともある。

概要

2010 FIFAワールドカップにおけるアジアからの出場枠は4.5であった。アジア4次予選は5チームずつ2組に分かれての総当たり戦で行われ、各組上位2チームが直接本大会出場権を獲得し、大陸間プレーオフに進出するチームは各組3位チームによるプレーオフ(ホーム・アンド・アウェー方式)で決められるものとされていた[1]。結果、グループA・3位のバーレーンとグループB・3位のサウジアラビアが対戦することとなった。


表:アジア4次予選の結果
チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
オーストラリア 20 8 6 2 0 12 1 +11
日本 15 8 4 3 1 11 6 +5
バーレーン 10 8 3 1 4 6 8 -2
カタール 6 8 1 3 4 5 14 -9
ウズベキスタン 4 8 1 1 6 5 10 -5
チーム 勝点 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点 点差
韓国 16 8 4 4 0 12 4 +8
朝鮮民主主義人民共和国 12 8 3 3 2 7 5 +2
サウジアラビア 12 8 3 3 2 8 8 0
イラン 11 8 2 5 1 8 7 +1
アラブ首長国連邦 1 8 0 1 7 6 17 -11

試合の経過

第1試合

第1試合はバーレーンバーレーン・ナショナル・スタジアムで開催された。敵地に乗り込んだサウジアラビアは、ゴールキーパー・ワリード・アブドゥッラーの活躍もあってバーレーンに得点を与えなかった。[2]一方、サウジアラビアも得点することができず、0-0の引き分けに終わった。



試合終了後、バーレーン代表の監督・ミラン・マチャラは、「選手はいい試合をした。この結果が良かったのかどうかは分からない。ただ、チャンスが多数あったけれども無駄にした。運が悪かった。」と語っている[3]

第2試合

第2試合はサウジアラビアキング・ファハド国際スタジアムで開催された。前半12分にサウジアラビアがナシル・アルシャムラニのゴールで先制するも、前半40分にバーレーンがジェイシー・ジョンのゴールで追いつく[4][5]。この段階で、2試合の合計得点では1 - 1で並んでいたものの、アウェーゴール数によりバーレーンが優位に立っていた。

しかし後半アディッショナルタイム1分、サウジアラビアのヤセル・アル・カフタニのクロスをハマド・アル=モンタシャリがヘディングで合わせ勝ち越し。これで2試合合計2 - 1となり、サウジアラビアが逆転勝利を掴んだかに見えた。ところが更に後半アディッショナルタイム3分、バーレーンのサルマーン・イーサのコーナーキックをイスマイール・アブドゥラティフがヘディングで合わせ、再度同点に。このゴールでバーレーンが再逆転し、大陸間プレーオフへの切符を掴んだ。[4][5]



試合終了後、バーレーン代表の監督・ミラン・マチャラは、「最初の同点ゴールによって、選手がよい精神状態で戦えた」と語っている[6]。またサウジアラビア代表の監督・ジョセ・ペセイロ英語は、「前半に得点のチャンスが多くあったものの生かせなかった」と語っている[6]

その後

前回(2006年)大会予選に続き、2大会連続でホームアンドアウェーの2試合だけによる大陸間プレーオフ出場チーム決定戦をアウェーゴール差で勝ち抜けたバーレーンは、ニュージーランドとの大陸間プレーオフに進出。しかしバーレーンでの初戦を0 - 0で引き分けた[7]のち、ニュージーランドでの第2戦を0 - 1で落とし[8]、前回大会と同じく、大陸間プレーオフまで進むものの突破を果たせなかった[9]

脚注

  1. ^ Asian Zone - Competition Format 国際サッカー連盟、2011年8月20日閲覧。
  2. ^ BHR 0-0 KSA: Saudis shutout battling Bahrain”. アジアサッカー連盟 (2009年9月6日). 2011年8月20日閲覧。
  3. ^ BHR 0-0 KSA: Mixed feelings for Macala”. アジアサッカー連盟 (2009年9月6日). 2011年8月20日閲覧。 “"The game was good and our players had an impressive game. To be honest, I don't know whether the result is good for us or not. We wasted a lot of chances and we were not fortunate," said Macala.”
  4. ^ a b Last-gasp Bahrain deny Saudis”. 国際サッカー連盟 (2009年9月9日). 2011年8月19日閲覧。
  5. ^ a b KSA 2-2 BHR: Saudis stunned in stoppage-time”. アジアサッカー連盟 (2009年9月10日). 2011年8月19日閲覧。
  6. ^ a b KSA 2-2 BHR: First equaliser powered players says Macala”. アジアサッカー連盟 (2009年9月10日). 2011年8月20日閲覧。
  7. ^ FIFAによる試合レポート 2011年8月20日閲覧。
  8. ^ FIFAによる試合レポート 2011年8月24日閲覧。
  9. ^ NZL 1-0 BHR (1-0 agg): Fallon breaks Bahrain hearts”. アジアサッカー連盟 (2009年11月14日). 2011年8月20日閲覧。



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