2007年の信用危機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/07 02:28 UTC 版)
「ノーザン・ロック」の記事における「2007年の信用危機」の解説
2007年9月、サブプライムローン問題により資金繰りが悪化。イングランド銀行に支援を要請したことから信用不安が広がり、預金払い戻しなどを求める客が店頭やインターネット口座に殺到した(取り付け騒ぎ)。数日で預金残高の8%にあたる20億ポンド(約4600億円2007年9月15日現在の為替レート)が引き出された。英金融当局は「預金の安全性に問題は無い」と緊急声明を出し沈静化を図る。 救済策として買収が検討されヴァージン・グループ等が名乗りをあげていたが、2008年2月、イギリス政府は一時国有化を行う事を決定した。 その後、新旧分離を行い2009年12月31日にバッドバンクであるノーザン・ロック資産管理会社 (Northern Rock (Asset Management))となり、翌日銀行業務を新たに作られたノーザン・ロックに事業譲渡した。 2010年に3月に同様に破綻し、銀行業務をサンタンデール銀行に分割譲渡した残りのブラッドフォード・アンド・ビングレーとノーザンロック資産管理会社を統合した会社を設立するという発表を現在の親会社であるイギリスの公社UKフィナンシャル・インベストメンツが行った。[リンク切れ]
※この「2007年の信用危機」の解説は、「ノーザン・ロック」の解説の一部です。
「2007年の信用危機」を含む「ノーザン・ロック」の記事については、「ノーザン・ロック」の概要を参照ください。
- 2007年の信用危機のページへのリンク