2006年カンザス州知事選挙 (2期目)
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「キャスリーン・セベリウス」の記事における「2006年カンザス州知事選挙 (2期目)」の解説
セベリウスは2006年5月26日に、2期目に向けて出馬することを表明した。その4日後には、カンザス州共和党の議長を務めていたマーク・パーキンソンが民主党に転向することを表明し、これを受けてその翌日には、セベリウスが退任予定であったジョン・ムーア副知事の後任としてパーキンソンを副知事候補(いわゆるランニング・メイト)に指名することを発表するなど、再選に向けた支持固めは着々と進んでいった。ちなみにパーキンソンは、1991年から92年まで州議会下院で、1993年から97年まで州議会上院でそれぞれ議員として活動するなどカンザス州政界で豊富な経歴を持つ人物で、また政治思想的には公教育への支援強化を支持しており、共和党内でも穏健派と見なされていた人物である。ちなみに前述のムーア副知事も、元々は共和党員であったがセベリウスを支持して民主党に転向、ランニング・メイトに指名されたという共通点を持っている。 セベリウスの対抗馬となったのは、共和党のジム・バーネット候補(カンザス州議会上院議員)であった。ちなみに選挙戦前の2004年時点では、カンザス州の全有権者のうち50パーセントが共和党員として登録しており、民主党員として登録しているのは27パーセントに過ぎず、民主党セベリウス陣営にとっては不利とも思われる状況であった。しかし、同年9月1日に公表された世論調査会社ラスムセンが行った世論調査では、バーネット議員に対して11パーセントリードという大差を付け、また別の世論調査では20%近くリードしているという結果が出るなどセベリウスのリードは盤石のもので、11月7日に投開票が行われた選挙では、得票率で57.8%対40.5%という20%近い大差を付け、地滑り的勝利を収めた。これでセベリウスは、知事としての最後の任期に入ることになる。
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