2003年川崎市見直し案
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「川崎縦貫高速鉄道」の記事における「2003年川崎市見直し案」の解説
2001年の鉄道事業許可計画のルートを踏襲しつつ、軌間を1067mm、車両長を20mに変更して小田急多摩線との相互直通運転を行うこととした。これにより新百合ヶ丘駅は小田急の既設駅を使用することとして建設費の低減を狙っている。一方で、2期整備区間では将来的に川崎駅から軌間1435mm、車両長18mの京急大師線との相互直通運転も検討するとしていた。このため、京急大師線との相互直通運転については軌間可変電車の導入や改軌が検討課題として浮上した。車両長については「大師線の連続立体事業は、東部方面線と相互直通をする計画があったので、20m車両でホームを作っており、小田急線と相直になったら大師線も変えなければならないということはない。京急さんの車両は18mだが、ホームは20mで作っている。」としている。待避施設の設置は野川駅から宮前平駅に変更することとした。 なお、水沢地区に設置する計画だった車両基地の建設は中止し、2期整備区間の開業までは乗り入れ先となる小田急多摩線の車両基地(喜多見検車区唐木田出張所)を活用することとした。唐木田の代わりとなる小田急の代替基地については一切触れられていないが、川崎市は相互直通運転を行うこと及び車両基地の使用について市と小田急双方で確認できていたとしている。 路線データ区間:新百合ヶ丘 - 川崎初期整備区間:新百合ヶ丘 - 元住吉 2期整備区間:元住吉 - 川崎 路線距離:約21.8km初期整備区間:15.6km 2期整備区間:約6.2km 駅数:14駅(起終点駅含む) 軌間:1067mm 複線区間:全線複線 電化区間:全線(直流1500V) 集電方式:架空線方式 設置駅新百合ヶ丘駅 - 長沢駅 - 医大前駅 - 蔵敷駅 - 犬蔵駅 - 宮前平駅 - 野川駅 - 久末駅 - 井田駅 - 元住吉駅 - (未定) - 新川崎地区新駅 - (未定) - 川崎駅 建設事業費:約6205億円(2004年12月に約5979億円に修正)初期整備区間:4267億円(2004年12月に4016億円に修正) 2期整備区間:約1938億円(2004年12月に約1963億円に修正)
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