20世紀のB&O
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 23:30 UTC 版)
「ボルチモア・アンド・オハイオ鉄道」の記事における「20世紀のB&O」の解説
破産から脱出したB&Oの経営は、1901年にPRRの手に渡り、PRRの若き副社長、レオノア・ローリー(Leonor F. Loree)が社長に就任した。ローリーはPRRとB&Oのインフラを共用とした。新たな機関車が、より長大なでより高速な列車のために新造された。オールド・メイン・ラインは曲線部分を直線に改良したり、老朽化した鉄橋を石の橋に交換するなどの手が入れられた。ローリーによるこうした施策はいまもなおその姿をとどめている。PRRは石の橋を好み、レディング鉄道やラッカワナ鉄道はコンクリート橋を好んだのである。 1963年、チェサピーク・アンド・オハイオ鉄道(C&O)がB&Oの経営を取得し、単独で株式会社化した。1973年、C&Oはウェスタン・メリーランド鉄道とともにチェシー・システムとなり、さらに1980年にチェシーシステムはシーボード・システム鉄道と合併し、CSXトランスポーテーションとなった。B&Oは会社としては存在してはいたが、1986年、正式にC&Oと合併し、会社としての歴史を閉じた。同年、C&OはCSXと合併している。
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