2.4L 直4 8速DCT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/09 03:48 UTC 版)
「アキュラ・TLX」の記事における「2.4L 直4 8速DCT」の解説
2.4L i-VTEC 直噴エンジンは、206hp(153kW)/6800rpm 182lb.-ft.(246N⋅m)/4500rpmを発生、2013年北米アコードに搭載されたエンジンと比べガソリンがハイオク仕様となることもあり、圧縮比が11.1から11.6となり出力が向上している。トランスミッションは新開発の8速DCTで世界初トルクコンバーターを組み合わせる。トルコンを採用することでデュアルクラッチの発進時のギクシャク感が減り、さらにDCT単独と比較し60フィート加速で1.4秒速くなった。5速AT比較で1速をローレシオ、8速をハイレシオ化し、スポーティな走りと低燃費を実現、15%の動力性能向上と、8%の燃費向上を果たしている。デュアルクラッチは湿式油圧式のシングル構造で、同軸上に並べず奇数クラッチと偶数クラッチを別軸に配置、クラッチと繋がるインナーシャフトと、ギア段選択のシフト機構を配したアウターシャフトによる2重管構造をとることで全長、重量ともに従来の5速AT並に抑えている。クラッチは小径化することで、慣性を低減し素早い変速を可能にしている。クラッチにはツイントーションダンパーを採用し、低慣性によるロックアップクラッチ締結時の回転変動、歯打ち音を低減している。シフト機構はMT構造をベースにリニアソレノイドを用いた油圧サーボピストンにて行う。
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