1990年代以降の用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 05:53 UTC 版)
1990年代以降の中国政府による用例では、1. 主権が外国(植民地)から中国に移管された香港及び澳門(マカオ)、及び2. 中華民国が実効支配を続ける台湾以外で中国政府が領有権を主張する領域を「中国大陸」としている。 この用法は、マカオ返還直前の1999年10月に採択された『《中華人民共和国マカオ特別行政区基本法》第百四十五条を根拠とする従前からマカオにある法の処理に関する全国人民代表大会常務委員会の決定』の附件四-6でも踏襲された上、香港では『釈義及び通則条例』第2A(3)条、マカオでは『回帰法』附件四-六において法的に明文化されている。 なお、中国政府が主権移管後の香港及びマカオを中国大陸と別個に扱っているのは、一国二制度により特別行政区とされた両地域が植民統治終了後も中国のその他地域とは異なる政治・法律体系を引き続き採っており、中央政府の直接支配が及んでいないからである。実際、同じ国内でありながら、香港・マカオと中国大陸とでは相互に出入国管理にあたる出入境管理を行っている(詳細は香港の査証政策及びマカオの査証政策を参照のこと)。
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