1981年 - 正倉院楽器の構造研究と復元事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 15:10 UTC 版)
「木戸文右衛門」の記事における「1981年 - 正倉院楽器の構造研究と復元事業」の解説
現行雅楽の原点の証拠物件としての正倉院宝物の楽器に注目し、残材を含め構造力学的に研究し楽器の機能優先としての復元する。「箜篌(くご)」ハープ属では構造上必要不可欠なパーツの存在を想定し、宮内庁正倉院事務局収蔵庫に伝世している用途不明品からパーツ発見。明治以来、成し得なかった演奏可能な箜篌の復元に成功する。以後、箜篌は現役の楽器として蘇り、現代作曲家による「箜篌」の為の新作曲=伶楽運動により国内外で演奏されている。書籍「古代楽器の復元」、復元楽器17点の解説により、民族音楽学会(英語: Society for Ethnomusicology)からクラウス・ワックスマン賞を贈られた。
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