1980年代前半 32ビットプロセッサの登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 06:57 UTC 版)
「CPU年表」の記事における「1980年代前半 32ビットプロセッサの登場」の解説
パソコン分野ではまだ黎明時代から8ビットパソコンの全盛時代にあたるが、CPUの分野では一足先に32ビットCPUが登場する。32ビットCPUはワークステーションなど業務用に使用され、1990年代に入るとパソコンでも本格的に使用されるようになった。 1979年 モトローラ 68000内部32ビット、外部バス16ビットのCPU。初期のワークステーションで採用された代表的なCPU。また、1984年に登場したApple Macintosh でも採用された。日本ではX68000に採用された。 1980年代 NEC、米ハリス、AMDなどのCPUメーカーがセカンドソースでインテル互換CPUを生産 1982年3月 インテル 80286 発表。16ビットCPU。1980年代後半-1990年代初頭のパソコンの代表的なCPUとなった。メモリ空間を16MBに拡大した。 1984年 モトローラ MC68020外部バスも32ビット化した本格的な 32ビットCPU。業務用ワークステーションやMacintoshで採用された。 1985年10月 インテル DRAM事業から撤退インテルは日本の半導体メモリメーカーの攻勢に押されてDRAM分野から撤退し、CPU事業に力を注ぐことになった。結果的に、この敗退が1990年代にはCPUメーカーさらには半導体産業の神を生み出すこととなった。
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