1936年 新島近海
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「伊豆諸島北部地震」の記事における「1936年 新島近海」の解説
1936年(昭和11年)12月27日09時14分ごろ、新島の南約5kmを震源とするM6.3の地震が発生し、静岡県伊東町で最大震度の4を観測した。 この地震によって、震央付近である新島、式根島では震動が著しく、死者3名、負傷者70名、家屋全壊39棟、半壊473棟の被害が発生した他、石垣の崩壊、海岸では崖崩れが随所で見られた。 新島では12月26日午後より地震が相次いでいて、21時ごろからは活動が激しくなっていった。翌27日の午前9時より活動が激化し、9時12分に最大前震であるM4.7の地震、その2分後に本震が発生した。その後も余震活動が続き、約2時間後に最大余震であるM5.6の地震、また2日後の12月29日にもM5.5の地震が発生した。 初動発震機構解は北東から南西に張力軸を持つ横ずれ断層型であった。
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