1936年以降のレナウン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 05:35 UTC 版)
「レナウン級巡洋戦艦」の記事における「1936年以降のレナウン」の解説
レナウン級のうち、レナウンはドイツ海軍の巡洋戦艦(ドイッチュラント級、シャルンホルスト級)やフランスのダンケルク級戦艦に触発されて再建造に近い大改装が行われた。 レナウンは、1936年からの改装で主ボイラーをアドミラリティ式加熱器つき三胴型細径水管缶とパーソンズ式ギヤード・タービンに更新した。機関配置はボイラー室は4枚の横隔壁と中央隔壁で10室に分かれており、そこに艦首側1番・2番ボイラー室は廃止されて補機室となり、残りの3番~10番ボイラー室にボイラーを1基ずつ収めた。推進器室は新たに横隔壁を追加して8室となり艦首側機関区にボイラーをの1室辺り1基ずつ配置し、艦尾側の機関区に減速機4基を配置してスクリューシャフトを駆動した。 この改装により公試において12万0500馬力を発揮し、浅い海面[疑問点 – ノート]において29.93ノットを発揮した。機関部重量は出力を減じることなく約2800トンの軽量化に繋がり、航続距離も延伸したが、就役時よりも最高速度は低下した。
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