16世紀のシャンソンによる変奏曲とは? わかりやすく解説

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16世紀のシャンソンによる変奏曲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/10 05:51 UTC 版)

16世紀のシャンソンによる変奏曲』(じゅうろくせいきのシャンソンによるへんそうきょく、Variations on a 16th Century Chanson)は、諏訪雅彦が作曲した2009年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲。

「若い娘」(Une jeune fillette)のタイトルで知られる16世紀フランスシャンソンを主題とする5つの変奏からなる変奏曲として書かれている。古楽を題材とした作品であり、leggiero(「軽快に」の古語、現代イタリア語でのleggero)、perdendosi(「消えるように」、morendoと同じ)など、あまり一般には見ない楽語[1]が用いられている。

第三変奏を間奏曲とする三部形式風の構成となっているほか、律動が四楽章の交響曲のミニチュアにもなるように配されている[2]。作曲家の櫛田胅之扶は『課題曲の中の課題 2009』の中で「(作品が題材とする時代の)音楽史を体験することが出来て、とても面白いです。ただ、内容がそのようなものですから、(中略)「小編成でも演奏可能」ではなくて、「小編成で演奏すべき」曲です。」[1]と分析した。

編成

編成は以下のとおり。イタリック体 はオプションパートである。オーボエ、ファゴット、コントラバスはオプションでない。

編成表
木管 金管
Fl. 2, Picc. Tp. 3 Cb. 1
Ob. 1 Hr. 3 4 Timp. 1
Fg. 1 Tbn. 3 テナードラム

バスドラムアンティークシンバル (無い場合グロッケンシュピール)、 ヴィブラフォン (コントラバスの弓により奏する。)

Cl. 3, E♭ 1, Alto1, Bass Eup. 1
Sax. Alt. 2 Ten. 1 Bar. 1 Tub. 1

脚注

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