1オペランド命令
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 17:01 UTC 版)
命令の先頭10ビットが命令コードで、特にビット15はワードアドレッシングかバイトアドレッシングかを示す。先頭4ビットの組合せのほとんどが2オペランド命令で使われているため、命令コードが9ビットであっても、それほど命令の種類は多くない。残り6ビットで1オペランドを表す。 15 11 10 6 5 3 2 0 B 0 0 0 1 Opcode Mode Register 命令コードニーモニック説明0003 SWAB バイトスワップ: ワードを8ビットローテート 004r (サブルーチンコール) 104x (エミュレータトラップ) 0050 CLR クリア: dest = 0 1050 CLRB 0051 COM 補数: dest = ~dest 1051 COMB 0052 INC インクリメント: dest += 1 1052 INCB 0053 DEC デクリメント: dest −= 1 1053 DECB 0054 NEG 符号反転: dest = −dest 1054 NEGB 0055 ADC キャリー加算: dest += C 1055 ADCB 0056 SBC キャリー減算: dest −= C 1056 SBCB 0057 TST テスト: src をロードし、フラグのみセットする 1057 TSTB 0060 ROR 1ビット右ローテート 1060 RORB 0061 ROL 1ビット左ローテート 1061 ROLB 0062 ASR 右シフト: dest >>= 1 1062 ASRB 0063 ASL 左シフト: dest <<= 1 1063 ASLB 0064 MARK サブルーチンから復帰。0から63個の命令ワードをスキップ 1064 MTPS ステータスレジスタへ転送: PS = src 0065 MFPI 前のI空間から転送: −(SP) = src 1065 MFPD 前のD空間から転送: −(SP) = src 0066 MTPI 前のI空間へ転送: dest = (SP)+ 1066 MTPD 前のD空間へ転送: dest = (SP)+ 0067 SXT 符号拡張: dest = (Nフラグを16個コピー) 1067 MFPS ステータスレジスタから転送: dest = PS SWAB命令は指定したワードの上位バイトと下位バイトを入れ替えるもので、バイトアドレッシングは存在しない。
※この「1オペランド命令」の解説は、「PDP-11」の解説の一部です。
「1オペランド命令」を含む「PDP-11」の記事については、「PDP-11」の概要を参照ください。
- 1オペランド命令のページへのリンク