しつ【×瑟】
しつ【×瑟】
瑟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/01/09 03:49 UTC 版)
瑟（しつ、拼音: sè）は、古代中国のツィター属の撥弦楽器。古筝に似て、木製の長方形の胴に弦を張り、弦と胴の間に置かれた駒（柱）によって音高を調節するが、弦の数が25本ほどと多い。八音の糸にあたる楽器のひとつで、後世には祭祀の音楽である雅楽専用の楽器になった。
- ^ 『詩経』小雅・鹿鳴「我有嘉賓、鼓瑟吹笙。」
- ^ 『書経』虞書・益稷「夔曰：戛撃鳴球、搏拊琴瑟、以詠。」
- ^ 『礼記』明堂位「大琴大瑟、中琴小瑟。」
- ^ a b 「瑟」 『中国音楽詞典』人民音楽出版社、1985年、335頁。
- ^ 『宋史』楽志17
- ^ a b 薛宗明 『中国音楽史 楽譜篇』台湾商務印書館、1981年、157-160頁。
- ^ 関根眞隆 『正倉院の宝物』保育社、1988年、117頁。ISBN 4586507632。
- ^ 『魏氏楽器図』。（宮内庁書陵部蔵）
- ^ 『呂氏春秋』仲夏紀・古楽
- ^ 『史記』封禅書「太帝使素女鼓五十弦瑟。悲、帝禁不止。故破其瑟為二十五弦。」
- ^ 『太平御覧』巻576・楽部14・瑟「『世本』曰：庖羲氏作瑟。」
- ^ 『説文解字』巻12・珡(琴)部「瑟、庖犧所作弦楽也。从珡必声。」
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「瑟」の続きの解説一覧
- 1 瑟とは
- 2 瑟の概要
瑟
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