黒ひげの最期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 06:52 UTC 版)
ジャックのおかげで、ついに泉を見つけた黒ひげ一行。しかし、同時にその泉に直接行く為の儀式を隠れてみていた(ジャックの合図)バルボッサ率いる英国海軍も駆けつける。因縁の再会を果たし、今まさに一触即発しようとしていた。ジャックはその時なぜか「2人以外の人間は、観戦しよう。」とふざけた提案をするが、もちろん拒否される形で開戦。どさくさに紛れて、ジャックは永遠の生命を手に入れようと聖杯と人魚の涙を奪おうとするが、父をバルボッサから救いたいアンジェリカや手下のスクラムと交戦。しかしそんな中、また同じくして泉探索をしていたスペイン海軍が乱入。二つの勢力は戦いを中断し、あっけにとられた。スペイン海軍の長は、聖杯をジャックたちから強奪。カトリックの教えの名目のもと、踏み潰して放棄。そのまま泉の破壊活動を開始。怒りに震えた黒ひげは、スペイン海軍と交戦しようとするも、隙をつかれて背後からバルボッサに毒付き剣で手の甲と腹部を傷つけられ瀕死状態に。アンジェリカも父に刺された剣を引き抜こうとするが、手を滑らせて自らの手も切傷。彼女に助命嘆願をされたジャックは、急いで聖杯を探す。バルボッサは黒ひげの剣と乗組員を連れて、スペイン海軍も泉の破壊を確認した後静かに去っていった。その後、人魚シレーナに聖杯を渡されたジャックは僅かにしたたり落ちる泉の滴を聖杯に注ぎ、片方に涙を入れた。そして毒が回っていよいよ危険な状態になった2人を前にして、黒ひげに娘を救うよう言うが、彼はジャックの制止を無視する形で涙が入っている方を飲んだ。しかし、それはジャックの策略で黒ひげが飲んだのは「犠牲の水」だった。黒ひげはまもなくして生命の泉に飲み込まれ死亡、アンジェリカは永遠の命を手にし助かった。実の娘を平気で犠牲にする黒ひげが許せずとった行動だった。
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