鷲子地区の民間信仰
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 02:28 UTC 版)
茨城県側の常陸大宮市鷲子では、生活・文化・経済に至る広範な呪術的民間信仰があり、衰退したものもあれば、継続しているものもある。 鷲子山上神社に願掛けをするときは卵を手に握って家を出て、拝殿に着いたら卵を備え願い事をする「ツカミ卵」という風習があった。卵の代わりに生きたニワトリを奉納する人もいたという。ほかにも、イボに悩む人が年齢の数だけ大豆を供える、または数粒の大豆を入れた紙製の俵をイボの数だけ供えることでイボが取れることを祈願する、若白髪の治癒を願い叶ったら黒く染めた麻を供えてお礼参りする、境内の「子種石」に子宝を授かることを祈願する、丑の刻参りで境内の大杉に呪い釘を打ち込む、など多くの民間信仰があったが、これらはほとんど衰退した。 1990年代になっても継続していた民間信仰としては、小田野地区の住民が毎年4月頃に全員で日参して嵐除けの神札を授かり畑に立てる、八朔の日に神社で「風祭り」を集落単位で行い台風が来ないよう祈願する、というものがある。
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