鵜飼屋駅とは? わかりやすく解説

鵜飼屋駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/08 01:23 UTC 版)

鵜飼屋駅
うかいや
UKAIYA
長良橋 (0.4 km)
(0.4 km) 長良北町
所在地 岐阜県岐阜市
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 岐阜市内線
キロ程 4.4 km(岐阜駅前起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1915年(大正4年)11月20日
廃止年月日 1988年(昭和63年)6月1日
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鵜飼屋駅(うかいやえき)は、岐阜県岐阜市長良丘にあった、名古屋鉄道岐阜市内線(長良線[1])の停留場である。

長良橋の北側(長良川右岸)に位置した。

歴史

岐阜市内線は美濃電気軌道の路線として1911年に開通して以来延伸を重ね、翌年には長良川の南岸にある長良橋駅まで路線が到達していた[2]。そこから長良川を渡河して長良北町駅まで路線が伸びるのは1915年のことで[2]、当停留場はこのときに開業している。

駅は太平洋戦争下の1944年から一時期休止され、戦後に再開。再開後には当停留場前後の区間で複線化がなされた[2]。しかし沿線地域ではモータリゼーションが進展、当停留場を含む徹明町 - 長良北町間は市内交通の妨げにもなることから1988年に廃線となり[3]、これに合わせて駅も廃止された。

停留場構造

配線図

鵜飼屋駅 構内配線略図

長良北町駅

徹明町方面
凡例
出典:[5]


その他

当停留場は長良陸閘の南側(長良川側)にあった。そのため、長良川の洪水の為に陸閘が閉められると使用できなくなった。隣の長良橋駅も同様に、大宮陸閘が閉められると使用できなくなっていた。

隣の停留場

名古屋鉄道
岐阜市内線
長良橋駅 - 鵜飼屋駅 - 長良北町駅

脚注

  1. ^ 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、31頁。ISBN 4-87670-097-4 
  2. ^ a b c 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、21-24頁。 ISBN 4-87670-097-4 
  3. ^ 川島令三全国鉄道事情大研究』 名古屋北部・岐阜篇 1、草思社、1997年、126頁。 ISBN 4-7942-0796-4 
  4. ^ a b c d e 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、218-230頁。 ISBN 4-87670-097-4 
  5. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第473号 1986年12月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、付図「名古屋鉄道路線略図」

関連項目





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