鵜飼屋駅
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鵜飼屋駅 | |
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うかいや UKAIYA |
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◄長良橋 (0.4 km)
(0.4 km) 長良北町►
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所在地 | 岐阜県岐阜市 |
所属事業者 | 名古屋鉄道 |
所属路線 | 岐阜市内線 |
キロ程 | 4.4 km(岐阜駅前起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1915年(大正4年)11月20日 |
廃止年月日 | 1988年(昭和63年)6月1日 |
鵜飼屋駅(うかいやえき)は、岐阜県岐阜市長良丘にあった、名古屋鉄道岐阜市内線(長良線[1])の停留場である。
長良橋の北側(長良川右岸)に位置した。
歴史
岐阜市内線は美濃電気軌道の路線として1911年に開通して以来延伸を重ね、翌年には長良川の南岸にある長良橋駅まで路線が到達していた[2]。そこから長良川を渡河して長良北町駅まで路線が伸びるのは1915年のことで[2]、当停留場はこのときに開業している。
駅は太平洋戦争下の1944年から一時期休止され、戦後に再開。再開後には当停留場前後の区間で複線化がなされた[2]。しかし沿線地域ではモータリゼーションが進展、当停留場を含む徹明町 - 長良北町間は市内交通の妨げにもなることから1988年に廃線となり[3]、これに合わせて駅も廃止された。
- 1915年(大正4年)11月20日 - 美濃電気軌道市内線の長良橋駅 - 長良北町駅間の開通と同時に開業[4]。
- 1944年(昭和19年) - 休止[4]。
- 1948年(昭和23年)5月11日 - 復活[4]。
- 1957年(昭和32年)3月31日 - 当停留場を含む長良橋 - 長良北町間の複線化が完了[4](1956年、長良橋架け替え完成による)。
- 1973年(昭和48年)7月22日 - 道路東側にあった当停留場 - 長良北町間の線路を道路中央に移設するため運転休止。同年12月20日に再開。
- 1988年(昭和63年)6月1日 - 岐阜市内線の徹明町 - 長良北町間の廃止に伴い廃駅となる[4]。
停留場構造
配線図
← 長良北町駅 |
![]() |
→ 徹明町方面 |
凡例 出典:[5] |
その他
当停留場は長良陸閘の南側(長良川側)にあった。そのため、長良川の洪水の為に陸閘が閉められると使用できなくなった。隣の長良橋駅も同様に、大宮陸閘が閉められると使用できなくなっていた。
隣の停留場
脚注
- ^ 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、31頁。ISBN 4-87670-097-4。
- ^ a b c 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、21-24頁。 ISBN 4-87670-097-4。
- ^ 川島令三『全国鉄道事情大研究』 名古屋北部・岐阜篇 1、草思社、1997年、126頁。 ISBN 4-7942-0796-4。
- ^ a b c d e 『岐阜のチンチン電車 岐阜市内線と美濃町・揖斐・谷汲線の85年』郷土出版社、1997年、218-230頁。 ISBN 4-87670-097-4。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第473号 1986年12月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、付図「名古屋鉄道路線略図」
関連項目
固有名詞の分類
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