鮫島浩 (ジャーナリスト)とは? わかりやすく解説

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鮫島浩 (ジャーナリスト)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/22 22:47 UTC 版)

鮫島 浩(さめじま ひろし、1971年 - )は、日本のジャーナリスト。元朝日新聞社新聞記者。同社の特別報道部デスクとして、2013年度の日本新聞協会賞を受賞。2021年に退社し、ウェブメディア「SAMEJIMA TIMES」を立ち上げた[1]


注釈

  1. ^ 橘優は2011年に退社し、2013年から2017年夏頃までジャパンライフの顧問を務めた。2017年12月26日、ジャパンライフは負債総額2405億円を抱え倒産[8]。橘は同社から計約3千万円の顧問料を受け取っていたとして、被害者から損害賠償を求めて提訴された[9]。2020年9月18日に元会長の山口隆祥元会長および旧経営陣14人が詐欺容疑で逮捕された[10]ことで、橘とジャパンライフの関係も広く報じられることとなった。
  2. ^ 菅直人番記者であった鮫島は、菅と幹事長代理の前原誠司(2001年9月~2002年9月在任)[11]から国政選挙に出ないかと熱心に誘われるが、断り続けていた。ちょうどその頃、当時総務省の官僚であった小川淳也地下鉄日比谷線広尾駅で偶然に出会う。高校時代以来の再開となった二人はそのまま飲み屋に行き、鮫島が「民主党はどう?」と尋ねると小川は出馬に積極的な返事をした。鮫島の紹介で小川は菅と会い、水面下で立候補に向けた準備が進んだ[3][4]。小川は2003年の総選挙は落選するが、2年後の総選挙で初当選した。
  3. ^ 2022年9月3日に公開されたインターネットの言論系チャンネルの動画で、鮫島は「私は今でも第一報は、新聞の報道の目的に照らして間違ったとは思っていません」「原発事故が一度起これば、大混乱の中で指揮命令系統が崩壊して、誰もいなくなる事態が起こり得るということを、解説でもっと丁寧にやればよかったという意味で反省はあります」と述べている[27]

出典

  1. ^ a b 『朝日新聞政治部』(鮫島 浩)”. 講談社BOOK倶楽部. 講談社. 2022年9月9日閲覧。
  2. ^ 鮫島浩氏「番記者制度は廃止を」元・朝日新聞記者が憂える大メディアの凋落”. 日刊ゲンダイ (2022年7月11日). 2022年9月9日閲覧。
  3. ^ a b 水道橋博士の異常な対談 (2022年8月27日). “【新事実】小川淳也を国会議員へ導いたのは●●だった!地元同級生の鮫島浩が素顔を語る”. YouTube. 2022年9月6日閲覧。
  4. ^ a b ネツゲンチャンネル (2020年12月30日). “『なぜ君は総理大臣になれないのか』スペシャルトーク第1弾!”. YouTube. 2022年9月6日閲覧。
  5. ^ 『朝日新聞政治部』著者・鮫島浩氏インタビュー【後編】 選挙報道はもっと面白くできる! “SAMEJIMA TIMES”の挑戦”. 集英社新書プラス. 集英社 (2022年9月4日). 2022年9月9日閲覧。
  6. ^ 鮫島 2022, pp. 24–26.
  7. ^ 鮫島 2022, p. 28.
  8. ^ ジャパンライフ(株)”. TSR速報. 東京商工リサーチ (2017年12月26日). 2017年12月26日閲覧。
  9. ^ 朝日新聞元政治部長も退社後に顧問 ジャパンライフ”. 朝日新聞 (2020年9月18日). 2022年9月9日閲覧。
  10. ^ ジャパンライフ元会長逮捕 8千万円詐取容疑、警視庁など”. 日本経済新聞 (2020年9月18日). 2020年9月17日閲覧。
  11. ^ プロフィール”. 衆議院議員 前原誠司(まえはらせいじ). 2022年9月6日閲覧。
  12. ^ “鳩山首相が辞任、小沢幹事長も 4日に新代表選出へ”. 朝日新聞. (2010年6月2日). http://www.asahi.com/seikenkotai2009/TKY201006020114.html 2021年11月30日閲覧。 
  13. ^ 鮫島 2022, pp. 160–163.
  14. ^ 鮫島 2022, p. 179.
  15. ^ 鮫島 2022, pp. 183–190.
  16. ^ 新聞協会賞、新聞技術賞、新聞経営賞受賞作|表彰事業|日本新聞協会について|日本新聞協会”. 日本新聞協会. 2022年9月23日閲覧。
  17. ^ 鮫島 2022, pp. 203–208.
  18. ^ 木村英昭、宮崎知己 (2014年5月20日). “「福島第一の原発所員、命令違反し撤退 吉田調書で判明」”. 朝日新聞. オリジナルの2014年8月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140830083015/http://www.asahi.com:80/articles/ASG5L51KCG5LUEHF003.html 2014年8月23日閲覧。 
  19. ^ 木村英昭 (2014年5月20日). “葬られた命令違反 吉田調書から当時を再現”. 朝日新聞. 2014年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月7日閲覧。
  20. ^ 鮫島 2022, pp. 225–226.
  21. ^ 鮫島 2022, p. 232.
  22. ^ “「済州島で連行」証言 裏付け得られず虚偽と判断”. 朝日新聞デジタル. (2014年8月5日). http://www.asahi.com/articles/ASG7L71S2G7LUTIL05N.html 2014年8月5日閲覧。 
  23. ^ 鮫島 2022, pp. 236–237.
  24. ^ “朝日新聞 「吉田調書」記事取り消し”. NHK. (2014年9月11日). オリジナルの2014年9月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140911113259/http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140911/k10014539401000.html 2014年9月11日閲覧。 
  25. ^ “朝日新聞:吉田調書の報道で誤り認める…社長、引責辞任へ”. 『毎日新聞』. (2014年9月11日). オリジナルの2014年9月11日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140911115528/http://mainichi.jp/select/news/20140912k0000m040046000c.html 2014年9月11日閲覧。 
  26. ^ 鮫島 2022, p. 262.
  27. ^ videonewscom (2022年9月3日). “鮫島浩×宮台真司×神保哲生:なぜ朝日新聞はこうまで叩かれるのか【ダイジェスト】”. YouTube. 2022年9月19日閲覧。
  28. ^ 進化する「論座」。目ざすのは論をかわす広場=座”. 論座編集部 (2019年4月15日). 2019年4月16日閲覧。
  29. ^ 論座について”. 論座 (2019年4月). 2019年4月16日閲覧。
  30. ^ れいわ新選組 公式チャンネル (2019年7月12日). “れいわ新選組 「れいわ祭」 品川駅港南口”. YouTube. 2022年9月19日閲覧。
  31. ^ 中島岳志、鮫島浩 (2022年6月15日). “「死に体」野党の見どころは山本太郎だけ? 2022参院選を大胆予想”. 現代ビジネス. 講談社. 2022年9月19日閲覧。
  32. ^ 鮫島 2022, p. 296.
  33. ^ 朝日新聞政治部の内部告発、“捏造記者”と罵られたエリートがたどり着いた「暴露の理由」”. 週刊女性PRIME (2022年6月23日). 2022年9月9日閲覧。
  34. ^ トーハン調べ 2022年6月期 月間ベストセラー”. トーハン. 2022年9月9日閲覧。
  35. ^ れいわ新選組 公式チャンネル (2022年6月22日). “【山本太郎・れいわへの応援メッセージ!】鮫島浩氏(ジャーナリスト)【 #参院選2022 】”. YouTube. 2022年9月19日閲覧。


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