高松の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 14:26 UTC 版)
高松という地名が初めて歴史上に現れるのはこの時代に作られた「和名類聚鈔」に「多加津(たかつ)の郷」とあるのが最初である。地名の由来としては諸説あるが定かではない。主なものとして、「高松郷の辺りに天を突くような、大きく高い松があったから」などである。ここで書かれている高松はいずれも現在の古高松地区を指しており、高松城命名の際、当時の高松郷を「古高松」とした記録があるとされる(高松市史)また、高松市高松町の「永の谷公園」には松があったとする碑がある。その後生駒親正が篦原(のはらの)庄に建てた城を高松城と呼ぶようになり、やがて城下町全体、そして現在に至る市名に使われるようになった。 その頃、現在の高松城周辺は小さな漁村であったと長らく考えられていたが、近年の高松港再開発に伴う発掘調査により、11世紀ごろには交易が行われる港町が開かれ、また無量寿院の門前町として繁栄していたことが分かっている。
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