高性能工作機械不正輸出事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 21:28 UTC 版)
「北朝鮮への不正輸出事件」の記事における「高性能工作機械不正輸出事件」の解説
広島県福山市に本社のあるホーコスが、韓国の企業に核兵器開発に転用可能とされ、輸出貿易管理令のリスト規制にある工作機械を経済産業相の許可を得ずに無許可輸出したとして強制捜査。 警視庁公安部と広島県警察によれば、ウラン濃縮をするための遠心分離機の部品を作ることもできるとされる、自動車部品製造用の数値制御工作機械「マシニングセンタ」などを性能を低く偽り輸出したもので、中国やタイ王国、フランスなどにも輸出した。なお輸出先の韓国企業から中東もしくは北朝鮮の核開発疑惑国に転売された疑いがあるとされたが、転売は確認されなかった。 なお、刑事裁判では2008年7月に社員ら4人に執行猶予付きの懲役刑、法人として罰金4700万円が確定しており、2008年8月に経済産業省から輸出一部禁止5ヶ月間の行政処分を受けた。
※この「高性能工作機械不正輸出事件」の解説は、「北朝鮮への不正輸出事件」の解説の一部です。
「高性能工作機械不正輸出事件」を含む「北朝鮮への不正輸出事件」の記事については、「北朝鮮への不正輸出事件」の概要を参照ください。
- 高性能工作機械不正輸出事件のページへのリンク