馬頭観音とは? わかりやすく解説

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ばとう‐かんのん〔‐クワンオン〕【馬頭観音】

読み方:ばとうかんのん

《(梵)Hayagrīva六観音七観音の一。宝冠馬頭いただき忿怒(ふんぬ)の相をした観音菩薩(ぼさつ)。魔を馬のような勢いで打ち伏せ慈悲の最も強いことを表すという。江戸時代には馬の供養結び付いて信仰されるようになった馬頭明王


馬頭観音

読み方:バトウカンノン(batoukannon)

六観音八大明王の一。

別名 馬頭明王


馬頭観音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/15 05:15 UTC 版)

馬頭観音(ばとうかんのん[1]: हयग्रीवhayagrīva[1]、ハヤグリーヴァ)は、仏教における信仰対象である菩薩の一尊。観音菩薩の変化身(へんげしん)の1つであり、いわゆる「六観音」の一尊にも数えられている。観音としては珍しい忿怒の姿をとる。


注釈

  1. ^ 本壽院のものは文政6年(1823)造立、萬徳寺のものは平成4年(1992)の造立で、いずれも僧形を成す石像、馬の供養塔ないしは墓碑として作られたものである。

出典

  1. ^ a b 「馬頭観音」 - ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
  2. ^ 『如意輪観音・馬頭観音像』(至文堂)、p54。
  3. ^ 『馬頭観音供』(芝金聲堂)、pp.56-58。
  4. ^ 『秋季特別展 馬頭観音信仰のひろがり』(馬の博物館)、p38。
  5. ^ 『秋季特別展 馬頭観音信仰のひろがり』(馬の博物館)、p34。
  6. ^ 『秋季特別展 馬頭観音信仰のひろがり』(馬の博物館)、p51。
  7. ^ 大護八郎 著 「馬に関する信仰と馬頭観世音」(『日本の石仏』 季刊第10号 特集・馬頭観世音)、pp.4-10。
  8. ^ 『チベットの仏たち』(方丈出版)、pp.60-64。
  9. ^ ラサ・セラ寺の巡り方 [LHASA・TIBET(風の旅行社)]
  10. ^ 「西蔵仏教宗義研究 第三巻 トゥカン『一切宗義』 ニンマ派の章」(東洋文庫)、pp.108-109、p161。
  11. ^ a b c 「印と真言の本」、学研、2004年2月、 p.100
  12. ^ 羽田守快『あなたを幸せにみちびく 観音さま』、大法輪閣、p. 127、2014年5月
  13. ^ 秋山学『呉音から西洋古典語ヘ(第1部)印欧語文献としての弘法大師請来密教経典』、文藝言語研究. 言語篇 -(61)、p.13、 2012年、筑波大学文藝・言語学系
  14. ^ 『観音像』(至文堂)、p70。
  15. ^ 児玉義隆『梵字必携』 朱鷺書房、1991年、p232
  16. ^ 徳山輝純『新版梵字手帖』 木耳社 1976年 p15
  17. ^ 『房総の馬乗り馬頭観音』(たけしま出版)、pp.14-23。
  18. ^ 『ボストン美術館蔵馬頭明王像』(美術史學會)、pp.140-142。


「馬頭観音」の続きの解説一覧

馬頭観音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/07 02:37 UTC 版)

尻冷し地蔵」の記事における「馬頭観音」の解説

尻冷し地蔵西側には2基の馬頭観音があり、その片方には「右 小牧」「左 坂下」と刻まれている。

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馬頭観音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 07:10 UTC 版)

泉福寺 (川崎市)」の記事における「馬頭観音」の解説

1862年文久2年建立。「馬頭観世音」の文字塔上部観音坐像

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馬頭観音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:28 UTC 版)

氷川神社 (相模原市)」の記事における「馬頭観音」の解説

明治初年 馬は江戸時代農業において畑を耕したり荷物運んだりと重要な労働力だったことから、馬を怪我病気から守る神として、また死んだ馬供養するために祀ったもの。

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