飛節と肢勢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/01 21:49 UTC 版)
直飛節 横から見て飛節の角度が浅く、後肢が後方にぴんと伸びているように見えるものをこう呼ぶ。イヌの場合はストレートホックとも呼ばれる。競走馬の能力を外見から推察する相馬において、直飛節は弾力性に欠ける・故障しやすい・後肢のバネが効かないと考えられている。 曲飛節 飛節から球節まで伸びる管骨は通常では垂直に伸びているが、角度が深すぎて管骨が前方に傾いているものがこう呼ばれる。多くのウマは軽い曲飛傾向にあり、病的なものでなければ問題にはならない。極端なものは蹄が前に入るぶん歩幅が狭くなり、踏み込みの浅い、コセコセした歩様になるとされる。また、前肢との距離が短くなるのでぶつかりやすく、故障の原因になるとも考えられている。 X状肢勢 後ろから見て後肢左右の飛節が接近しすぎ、飛節から下の部分が外に曲がっているように見える肢勢のこと。極端なものは牛踵関節(カウホック)と呼ばれ、肢軸が外に向き、推進力を阻害するとされる。 O状肢勢 X状とは逆に、後ろから見て後肢左右の飛節が離れすぎている肢勢のこと。
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