類曲
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 04:56 UTC 版)
類曲には『綾鼓』を元に創作されたと言われている世阿弥作の『恋重荷』がある。老人の恋を扱った能はこの二作品だけであり、『綾鼓』では最後まで老人の怨霊は恨み続けるが、『恋重荷』では涙を浮かべて許しを請う女御に対し怨みをおさめて守り神となる。『綾鼓』は宝生流と金剛流が、『恋重荷』は観世流と金春流が演じている。また、喜多流にも『綾鼓』という作品があるが、こちらは喜多流十五世宗家喜多実と土岐善麿作による新作能である。
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