頸筋症うつ説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/13 20:52 UTC 版)
新型うつ病は精神病ではなく、首が原因で治せるとする松井孝嘉(東京脳神経センター理事長)説がある。松井によれば、毎年3万人超の自殺者の多くもこの病気であり、精神科では治らないと主張し、皇太子徳仁親王妃雅子が最も典型的な患者であるとしている。松井は頚性神経筋症候群と命名し、交通事故などの外傷、パソコンや携帯電話の普及で、うつむき姿勢の生活が増えたことを原因とする首への負担が、頸筋の異常を惹起し、自律神経を介して頭痛、めまい、微熱、疲労感、ドライアイ、胃腸障害など多くの身体症状を引き起こし、気分の落ち込みや不安、やる気の喪失が加わり「頸筋症うつ」になるが、根本原因である首の治療なしでは治癒しないとする。また、頸筋症うつでは身体症状的愁訴が多く、症状の波があり、気圧が下がると悪くなるなどの特徴があり、治癒しにくいことから自殺率も高いという。松井は重症者に対する低周波治療や電気鍼治療を実施し8、9割は、うつ症状が3週間、身体症状は3カ月以内に消えたという。
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