韻律と音法則とは? わかりやすく解説

韻律と音法則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 04:46 UTC 版)

エドゥアルト・ジーファース」の記事における「韻律と音法則」の解説

ジーファースは早くからアクセント韻律研究必要性主張しヴェルナーの法則ヴェルナー以前発見している。 『パウル・ブラウネ誌』第5巻(1878)に載せた論文ゲルマン語アクセントおよび音の法則について」第3章「Zum vocalischen Auslautsgesetz」において、ゴート語の harjis (軍人)と hairdeis (羊飼い)で語尾異なり、また動詞二人称単数形でも nasjan (救う)が nasjis になるのに sōkjan探す)は sōkeis異な語尾を持つ現象論じヴェーダ語にも同様の現象見られることから、ジーファースは「長い(重い)音節」、すなわち閉音節または長母音で終わる音節後続する語尾の *j が *ij変化するという法則導きだした。これをジーファースの法則と呼ぶ。この法則は後にフランクリン・エジャートンによって拡張された。 “Zur Accent- und Lautlehre der germanischen Sprachen”. Beiträge zur Geschichte der deutschen Sprache und Literatur 5: 63-163. https://archive.org/details/beitrgezurgesch05sievgoog/page/n73. 韻律に関する代表的な著書に『古ゲルマン語韻律』がある。 Altgermanische Metrik. Halle: Max Niemeyer. (1893). https://archive.org/details/altgermanischeme00sievuoft/page/n3 1901年から1919年にかけて大著韻律論研究』(全4巻)を著している。 Metrische Studien. 1. Leipzig: B. G. Teubner. (1901). https://archive.org/details/metrischestudien01siev/page/n5 巻2 巻3 ジーファースは書物中心とした従来の「目の文献学」(Augenphilologie)に対して音声による生きた言葉対象とする「話と耳の文献学」(Sprech- und Ohrenphilologie)を提唱した。この考えロシア・フォルマリズム大きな影響与えた。 Rhythmisch-melodische Studien. Vorträge und Aufsätze von Eduard Sievers. Heidelberg: Carl Winter's Universitätsbuchhandlung. (1912). p. 78. https://reader.digitale-sammlungen.de/de/fs3/object/display/bsb11023164_00001.html (バイエルン州立図書館デジタルライブラリー

※この「韻律と音法則」の解説は、「エドゥアルト・ジーファース」の解説の一部です。
「韻律と音法則」を含む「エドゥアルト・ジーファース」の記事については、「エドゥアルト・ジーファース」の概要を参照ください。

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