音楽活動の休止と再開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 23:31 UTC 版)
「カール・ウォリンジャー」の記事における「音楽活動の休止と再開」の解説
クリサリス・レーベルを保有するEMIとの関係が切れたワールド・パーティーは5作目となるアルバム『Dumbing Up』(ダミング・アップ、英語版)をウォリンジャー自身のレーベル、シーヴュー (Seaview) から2000年にリリースした。しかし、イギリスのアルバム・チャートで最高64位にとどまった。 2001年、ウォリンジャーは深刻な体調不良を経験し、検査で脳動脈瘤が見つかった。外科手術を受けたが右半側の視野を失うこととなり、その後5年にわたり音楽活動を休止せざるを得なかった。ウォリンジャーは “She’s the One” の印税収入がこの間の経済的負担を助けたと認め、「私が家で水に浸したクラッカーを食べている間に、あの曲はあのイギリス人たちのところに飛び出していって、私よりずっといい時間を過ごしたよ」とコメントしている。2006年にテキサス州オースティンで開かれたサウス・バイ・サウスウエスト・フェスティバルへの参加から音楽活動を再開した。 2008年、ピーター・ガブリエルとウォリンジャーが進めてきたプロジェクトである『Big Blue Ball』(ビッグ・ブルー・ボール、英語版)のアルバムが発売された。これはガブリエルのリアル・ワールド・スタジオ (Real World Studios) において1991年以降行われ、世界各地のアーティストが参加した3回のレコーディング・ウィークから生まれてきた成果をまとめたものである。 2012年には、『Arkeology』(アーケオロジー、英語版)と題したCD 5枚組のコンピレーション・アルバムをリリースし、2014年には、イギリス・ホルムファース (Holmfirth) で収録された2枚組のライブ・アルバム『Live!』をリリースした。ウォリンジャーは新たなスタジオ・アルバムの制作を度々表明しているものの、2022年現在実現していない。
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