韓国併合以前のハングルとは? わかりやすく解説

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韓国併合以前のハングル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 12:14 UTC 版)

ハングル」の記事における「韓国併合以前のハングル」の解説

石幡貞「朝鮮帰好余録」(1878年)には「朝鮮国文字二様。曰真文漢字也。曰諺文為国字。…以其易学、民皆便之。而政府公文措之不用。(朝鮮には2種文字がある。真文というのが漢字であり、諺文(※ハングルのこと)というのが国の字とされる。…学びやすいので、民衆は皆これ(※諺文)に慣れている。しかし政府公文書ではこれを用いない。)」とある。 鈴木信仁「朝鮮紀聞」(1885年)には「貧賤の者は諺文のみを習ひ纔か通用便するものなり貧窶にして筆墨を買ふの資なきものは砂を盆に盛て字を習ひ或は河海の浜に往き平坦の石面に大字を習ふ事あり。」とある。 石井研堂 (民司) 「朝鮮児童画談」(1891年)には「又此国には、諺文とて、仮名九十九字あれども、一般に用ひるもの少なく書状等にのみ用ひ居れり。」とある。(15頁) イザベラ・バード朝鮮奥地紀行1」(東洋文庫1993年原著1898年出版)には「私は、川上に居る下層社会の非常に多く男の人たちが、朝鮮固有の筆記文字諺文〕を読める事に気付いた。」(138頁)とある。 井上角五郎先生伝記編纂会編「井上角五郎先生伝」(1943年)には「…それで朝鮮では上流社会漢字ばかりで綴った漢文用ひて棒読にし、下流社会諺文ばかりで文を綴っていたのである。」とある。

※この「韓国併合以前のハングル」の解説は、「ハングル」の解説の一部です。
「韓国併合以前のハングル」を含む「ハングル」の記事については、「ハングル」の概要を参照ください。

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