韓国における指紋登録制度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 16:52 UTC 版)
「指紋押捺拒否運動」の記事における「韓国における指紋登録制度」の解説
日本では廃止運動が起こされたものの、彼らの母国の韓国では1962年から住民登録番号制度が導入されており、1968年の韓国へのスパイ侵入事件である青瓦台襲撃未遂事件を受けて北朝鮮工作員対策に在韓外国人を含む17歳以上の国民には、生年月日・性別・出生地・指紋と13桁の数字 から構成されている住民登録証の保持が義務づけられている。韓国では2003年末に指紋登録制度の内、1年以上の外国人滞在者への指紋登録の義務付けを廃止したが、2010年4月に出入国管理法改正案が国会で成立させた。同年9月から同制度の第1段階措置として過去に犯罪を犯した前科のある外国人などを対象に選別的に指紋を確認する制度を施行させた。 更に、2011年7月から、大韓民国の入国審査時に、外国のパスポート所持する17歳以上の91日以上滞在する者に対しては、10本の指紋及び顔写真の提供が義務付けられている。2012年1月からは外国人全員を対象に10本の指紋と顔写真を登録させる制度を導入する方針だと発表した。すでに韓国で長期滞在している外国人に対しては、 出入国管理事務所の混雑などを考慮して2012年1月から登録させるとしている。
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