革共同と関連した電波ジャック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 03:00 UTC 版)
「電波ジャック」の記事における「革共同と関連した電波ジャック」の解説
革命的共産主義者同盟革マル派と中核派のゲバルトが激化していた時代に、革マル派の主張に準ずる内容の電波ジャックが行われた。同団体の関与が疑われるが詳細は不明である。 1978年1月17日、東京都内においてNHK総合テレビの「NHKニュース」を放送中の午後0時から午後0時15分にかけて電波ジャックされ、映像はNHKのまま音声のみの演説が放送されるという事件が発生した。放送の内容は、女性の声で水本事件(革マル派の学生が警察によって殺害されたと革マル派が主張する事件)の真相究明を訴えるものだった。新宿区・渋谷区・杉並区・中野区・練馬区など、東京都道318号環状七号線の半径5kmの範囲で発生したため、車で移動しながら放送したのではないかとみられている。同日夜に、電波ジャックは「国際人民連帯委員会」が実施したもので、革マル派は同委員会とは無関係であるという革マル派側の声明が発表された。この事件で、NHKには苦情が100件寄せられた。 1987年4月5日には、東京都杉並区において、NHK総合テレビの大河ドラマ『独眼竜政宗』を放送中の20時20分から4分30秒間、電波ジャックが発生した。女性の声で「中核派は人殺し集団であり、東京都議会議員補欠選挙に立候補している長谷川英憲には投票するな」と演説する内容で、このときはNHKに80件の苦情があったという。
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