非常袋と防災袋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/08 07:58 UTC 版)
なお上に述べたのは被災時にすぐさま持って出る(一次避難)ための「非常袋」であるが、このほかにも収容避難場所など被災した家屋を離れ集団生活をする(二次避難)ために必要な物品を納めた「防災袋」も必要と考えることができる。こちらは、初期救援活動が開始された後に必要なものであるため、すぐさま喫食できる非常食や応急処置に必要な医療品は必要性が減ぜられ、一方で肌着など衣類や石鹸・歯ブラシセットなど携帯の便がよい日用品が求められる。このほか避難所では集団で生活を余儀なくされ絶えず明るく人のざわめきがあるなど、ゆっくり休みにくい環境であるため、アイマスクや耳栓など睡眠を補助する道具も考慮される。 このほか、非常袋では必要最低限のものだけに留められるが、防災袋では多少かさばり重い飲料水のタンクや食料・衣類・毛布など、状況に応じて追加的に必要と考えられる物資も含められる。ただ、その場合にも「被災し足場の悪い道路を徒歩で移動する」ことを考慮し、持ち歩ける程度に留められる。
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