露出オーバーによるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/04 21:11 UTC 版)
「白飛び・黒つぶれ」の記事における「露出オーバーによるもの」の解説
空の部分で青のチャンネルが色つぶれしてしまった画像 カラーコレクションした画像 まず初めに、デジタル画像を撮影またはスキャンしたときの不適切な露出の結果として、画像のハイライトの部分に白飛びが発生することがよくある。 露出を増大させると、集光の量やセンサの感度も増大し、結果として空や光源のような最も明るい部分で明るくなりすぎ、つぶれてしまう。 この露出オーバーによる明るい領域のことを「白飛び」と呼ぶ。極端な場合だと、白飛びした部分と白飛びしていない部分の間にクッキリした境界があるようにすら見えることがある。白飛びした部分は通常、完全な白になるが、1つのカラーチャネルのみが飛んだ「色つぶれ」の場合は、空の色が本来よりも緑または黄色くなったりするなど、色が歪んで表現される場合がある。 アナログ写真でも同様の「白飛び」は発生するが、アナログでは「白飛び」した領域は、最大の明るさまで緩やかに湾曲するのが普通で、デジタルのようにいきなり白く飛んだりはしない。この結果、アナログ写真とデジタル写真では、白とびしたハイライトの部分が異なって表示されることになるので、アナログ写真の滑らかなエッジの方がデジタルよりいい感じだと思う人が一部にいる。 場合によっては多少の白飛びが許容される場合がある。特に、白飛びした部分が主要な被写体の一部ではなく画像の背景にある場合や、鏡面反射によるハイライト(ライトや太陽光が、光沢のあるオブジェクトに反射された部分)のように非常に小さな区画である場合、わざと白飛びさせるテクニックがある。
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