電子制御式ターボチャージャー
過給圧をセンサーで検出し、所定圧以上になるとウェイストゲートバルブを開けるように電子制御するターボシステム。エンジンの運転状態に応じて過給圧を自在に変化させることができるため、トルク特性の微妙な味付けに使われる。1980年代後半からレーシングエンジンに多く採用されるようになった。以前は吸気マニホールド内の圧力をダイヤフラムに作用させ、スプリング力のバランスによりウェイストゲートバルブを開閉する機械式のシステムだった。機械式では構造上、過給圧を一定にしか制御できなかった。最近ではこれに代わり、実用エンジンにも広く用いられるようになった。
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