雲停の作品
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服部雪斎、中島仰山らと共に活躍した雲停の作品は、対象となる動植物を博物画の使命である「真写」の枠を超える芸術的な表現力によって描かれている。 雲停の筆による本草書は、師雲峰との共作「草木錦葉集」や「草木奇品家雅見」などがある。その後、参勤交代で江戸に集まった大名(富山藩前田利保)や旗本(武蔵石壽、馬場大助)などによる博物学研究グループ「赭鞭会」の絵師として活躍した。 雲停の博物画は、「博物館獣譜」「博物館魚譜」「博物館禽譜」「博物館虫譜」などとして、田中芳男の監修によって東京国立博物館に収蔵されている。しかし、虫譜に見られるように原画が切り貼りされている。植物学者牧野富太郎は、イギリスのボタニカルアートの第一人者としてW.H.フィツチを賞賛しているが、雲停を「東洋のフィツチ」として敬意を払い、その植物画を蒐集し切り貼りされることなく高知県立牧野植物園に収蔵されている。
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