陸奥鉄道の買収
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1924年(大正13年)10月、鉄道省は五所川原線(五所川原 - 陸奥森田間)の運輸営業を開始した。五所川原線は五所川原で陸奥鉄道と接続しているのみで省線とは接続していなかった。ちょうど衆議院議員に当選した平山為之助は政府に陸奥鉄道を買い上げるよう運動した。 1927年(昭和2年)第52回帝国議会において政府より「陸奥鉄道ほか4鉄道買収に関する法律案」が提出され3月に法律第29号が公布された。買収日は6月1日に決まり、買収価額は3,346,926円(公債交付額3,346,950円)。買収後開かれた株主総会において株主に対し230万円が分配されることが報告され、役員は慰労金を手にすることになった。7月には北津軽郡新鉄道発起人会が五所川原公会堂で開催されたが元陸奥鉄道の株主たちが顔をそろえており、1930年(昭和5年)に津軽鉄道が開業することになった。 1915年(大正4年)4月6日 陸奥鉄道に対し鉄道免許状下付(南津軽郡光寺田村-西津軽郡舞戸村間、南津軽郡藤崎村-中津軽郡和徳村間、北津軽郡五所川原町-北津軽郡金木村間) 1916年(大正5年)3月4日 起業目論見変更認可(川部-五所川原間) 1916年(大正5年)4月12日 陸奥鉄道株式会社設立 1918年(大正7年)9月25日 川部 - 五所川原間を開業。 1924年(大正13年)10月21日 鉄道省五所川原線(五所川原 - 陸奥森田間)運輸営業開始。 1927年(昭和2年)6月1日 陸奥鉄道を買収し五所川原線に編入。
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