関係者の反論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 14:22 UTC 版)
「ネバーランドにさよならを」の記事における「関係者の反論」の解説
ジャクソンと子供時代に友好関係を築き、ロブソン同様に2005年の裁判で証人となったブレット・バーンズは、自身の名前や映像が本作で無断に使用されていることに対し激しく抗議した。2019年2月26日、バーンズの代理人は「作品はバーンズが実際にジャクソンから性的虐待を受けており、現実から目を逸らしているだけという間違った印象を視聴者に与える」としてHBOに該当部分の削除を要請したが、制作側はこれを受け入れなかった。 ジャクソンの姪である写真家ブランディ・ジャクソン(ジャッキー・ジャクソンの娘)はロブソンと7年以上交際関係にあった(ロブソンが性的虐待を受けていたとされる期間を含む)。マイケル・ジャクソン自身がロブソンにブランディを紹介したという事実や、ロブソンの不貞行為等を明らかにしてロブソンの信頼性に疑問を投げかけた。これに対しロブソンの代理人は「(ブランディ)ジャクソン氏は実際に性的虐待が起こっている現場に立ち会ったわけではないのだから、彼女の発言は重要ではない」と反論している。 ジャクソンの伝記作家であるマイク・スモールクームは、1988年から1992年の間にセーフチャックが虐待されたと主張する場所のひとつであるネバーランド内の駅舎は1994年まで存在していなかったことを明らかにした 。監督のリードはこれに対して事実を認めつつ、「事実、(作中で使用された)2枚の駅の写真はジェイムズ(セーフチャック)によって撮影されたものだ」とし、ジャクソンによる性的虐待は1994年以降にも起こったのだという推論を展開。1992年にブレット・バーンズが現れたことで、セーフチャックに対するジャクソンの性的虐待は終わったという主張は作中の重要な転換点であることから、スモールクームは監督が十分な事実確認を行わなかったことに対し「恥ずべきことだ」と非難し、こうした矛盾は主張全体の信用性を失わせるものだと批判している。
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